応募者が本人希望欄に書く「貴社規定に準じます」で大丈夫？ポイントとは？

本人希望欄の「貴社規定に準じます」はテンプレート

履歴書の本人希望欄に何も書くことがない場合、「貴社基準に準じます。」や「貴社規定に従います。」というテンプレートを記入するのが一般的だと思います。

しかし、特定の状況や志向に合った言葉を使うことで、あなたの個性や意欲をアピールし、応募書類を強化することがきできるのです。
経験や希望に合わせた表現を検討し、文書をカスタマイズすることを検討してみてください。

「貴社規定に準じます」は応募先によって変わります！

「貴社」や「御社」などの敬語表現を使用する場合、その表現は応募先によって異なります。
正確な表記を選ぶことが重要です。ここで一部例を挙げてみましょう。

学校への応募：「貴校」または「貴学園」
病院への応募：「貴院」または「貴病院」
銀行への応募：「貴行」
会計事務所への応募：「貴所」または「貴事務所」
財団法人への応募：「貴財団」
NPO法人への応募：「貴法人」または「貴団体」
協会への応募：「貴協会」
信用金庫への応募：「貴庫」

応募先を特定の団体や機関に合わせて適切な表現を使うことで、一つ上の文書を作成できます。
また、面接時に口語表現に気をつけることも重要です。
適切な敬語を使用することで、ビジネスコミュニケーションがスムーズに進行し、良い印象を与えることができます。

「貴社規定に準じます」が不採用原因になることも？

求人情報の中には、希望する職種や勤務地に関する具体的な記入を求める企業もあります。
これは、企業が応募者に求める要件や条件を明確に把握し、それに合う候補者を選定するための手段です。
したがって、応募する前に求人情報をよく読み、どの情報を提供する必要があるかを理解することが重要です。

例としては、
・勤務地ならびに勤務条件は、貴社の規定に従います。
・自宅から通勤可能な、〇〇エリアでの勤務を希望いたします。

希望職種や勤務地について具体的な要望がある場合は、遠慮せずにそれらを記入しましょう。
応募書類を提出する際、希望条件を明確に示すことで、採用担当者が求める要件に合致するかどうかを判断しやすくなるからです。

ただし、どのような希望条件があっても、応募書類には敬意をもって記入しましょう。
応募先が希望に添えない場合でも、丁寧な態度で応じることは重要です。

在職中は「貴社規定に準じます」の他に書くべきこと！

在職中は希望連絡時間帯や入社可能日、退職予定日を記入することは、求職活動を効率的かつ円滑に進める上で非常に有用です。
これらの情報は採用担当者にとっても重要で、候補者とのコミュニケーションを円滑に進めるために役立ちます。以下にそれぞれの情報について詳しく説明します。

◆希望連絡時間帯
忙しい現職の業務と求職活動を両立させる際、連絡の取りやすい時間帯を明示することは、採用担当者にとって非常に助かります。
この情報を提供することで、不在時の無駄な連絡試行を避け、スムーズなコミュニケーションが実現します。

◆入社可能日 
この情報を提供することで、採用担当者は募集のスケジュールを調整しやすくなります。
また、あなたが現在の職場での予定を尊重しているという印象を与えることもできます。
入社可能日を明確に記入することで、選考プロセスのスピードも向上します。

◆退職予定日
現在の職場での退職予定日を採用担当者に伝えることで、採用日や給与交渉などのスケジュールを調整しやすくなります。
これは採用担当者にとって、新しい候補者との円滑なコミュニケーションをサポートするのに重要な情報です。

希望職種や勤務地に加えて、これらの情報も的確に提供することで、好印象を与えることができるでしょう。

「貴社基準に準じます」と書けばいいのか今一度考えてみよう！

履歴書や本人希望欄の記入は、応募者自身の印象や選考結果に影響を与える重要なステップです。
文言や情報を工夫することで、自分の志向や誠実さをアピールできます。

特に、応募先や個人の状況に合わせて適切な表現を用いることは、印象を良くするための方法の1つです。
適切な情報提供と配慮が、採用担当者に良い印象を与え、成功するための一歩となります。