履歴書の本人希望記入欄の書き方の解説!

履歴書には本人希望記入欄という「特に給料・職種・勤務時間・勤務地・その他について希望があれば記入」と書かれている箇所があります。希望を記入して良いなら詳細に書きたいと考える方もいるかもしれませんが、実は本人希望記入欄の記入においてもマナーがあります。今回は履歴書の本人希望記入欄について、基本のルールや書き方を詳しく紹介します。

履歴書の本人希望記入欄とは?

本人希望記入欄は、応募者が入社にあたり絶対に譲れない条件を記載するための項目で、通常、職種や勤務地、勤務時間などが含まれます。
この記入は採用担当者によって絶対条件として受け止められることが一般的であり、慎重に検討する必要があります。
選考が進行する過程で希望について話し合う機会もあるため、記入内容は慎重に考え、実現が難しい要求を控えることが大切です。
希望条件を選定する際、絶対に叶えてほしい要件を考慮し、適切な条件を記入しましょう。

履歴書の本人希望記入欄を書く時のルールはあるの?

履歴書の本人希望記入欄についての基本ルールは、まず空欄にしないことです。
つまり、何も希望がない場合でも、この欄を空白にして提出するのは避けるべきです。
代わりに、特に希望がない場合は、「貴社の規定に従います」または「貴社規定に準じます」と記載するのが一般的です。
他の項目と同様に、空欄で提出するのは好ましくありません。

一方で、本人希望記入欄に具体的な希望条件を書く場合、箇条書きで簡潔にまとめることが基本です。
過度に詳細を記載する必要はありませんが、明確で分かりやすい希望を示すことが大切です。
詳細を長々と書くのではなく、要点を端的にまとめることで、採用担当者にわかりやすく伝えることができます。
希望条件が明確であることは、選考プロセスを円滑に進める上で重要です。

履歴書の本人希望記入欄の書き方

履歴書の本人希望記入欄の書き方と記入例について説明します。

​◆特に希望がない場合:
「貴社の規定に従います」
「貴社規定に準じます」

◆希望がある場合
希望がある場合は、詳細に記載せずに要点を簡潔にまとめることがマナーです。
文量が多くなりそうな場合は、簡潔な表現や要約を工夫して記入しましょう。

「営業職を希望いたします。勤務地、待遇面は貴社の規定に従います。」
「企画職を希望いたします。また勤務地は、東京本社を志望いたします。」

「貴社の規定に従います。また現在在職中であるため、電話でのご連絡は平日18時以降でいただけると幸いです。」

これらの記入例を参考に、本人希望記入欄を適切に埋めましょう。
希望が明確であることは採用担当者にとって重要ですが、詳細を過度に記載せずに要点を伝えることが求められます。

履歴書の本人希望記入欄に書かない方が良い内容とは

履歴書の本人希望記入欄に書かないほうが良い内容について説明します。

◆給与・待遇についての詳細
書類選考の段階で給与や待遇の詳細を記載することは避けましょう。
これは自己中心的な印象を与える可能性があるためです。
給与や待遇に関する条件は、選考が進行する中で調整する機会があります。
給与に関しては前職の水準を下回りたくない場合に、絶対条件として簡潔に記載することが考えられますが、その場合でも記載しない方が良いでしょう。

◆志望動機や自己PRといった長文
本人希望記入欄は、絶対条件を記載する場所であり、志望動機や自己PRのような長文や関係のない内容を含めるべきではありません。
適切な内容を選び、本人希望記入欄の目的を理解した上で記入しましょう。

◆非常識な内容:
「希望年収○○○万円以上」や「残業はしません」など、非常識な内容は記載しないでください。
このような記載はわがままで自己中心的な印象を与える可能性があり、選考担当者に失礼に映ることがあります。
希望を記載する際には、相手の立場を考えて慎重に書き方を検討しましょう。

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